Arbitrum Orbit基盤のMMORPG。初期費用は約50,000円。高い焼却効率を謳うが、VCのロックアップ解除が懸念材料。

プロジェクト概要:Chronos Ascendancyとは

Chronos Ascendancyは、Arbitrum Orbitを採用した独自のレイヤー3チェーン上で展開されるハイエンドMMORPGです。ガバナンストークンとして$CHRN、ゲーム内通貨として$TIMEの2トークン制を採用しています。従来のGameFiと異なり、装備の修理や強化に大量のトークンを消費させる「バーン・メカニズム」を核としており、ポンジスキームからの脱却を謳っていますが、その実態は依然として新規参入者の資金流入に依存している側面が否めません。

稼ぎ方と初期費用:原資回収のイメージ

本作で収益を上げるには、最低1体の「Founder Hero NFT」が必要であり、現在の二次流通価格は約0.15 ETH(約52,500円)で推移しています。主な収益源は、デイリーミッションのクリアによる$TIMEの獲得と、四半期ごとに開催される「Season Leaderboard」の上位入賞報酬です。現在の報酬設計では、毎日2時間のプレイで月間利回り約15%を見込んでおり、単純計算での原資回収期間は約7ヶ月となります。ただし、装備の劣化による修理費用を考慮すると、実質的なROIはさらに20%から30%低下する可能性が高いため、甘い見積もりは禁物です。

信頼性と将来性:VC出資とロックアップの懸念

BackerにはAnimoca BrandsJump Cryptoといった大手VCが名を連ねており、2,500万ドルの資金調達を完了している点は評価に値します。しかし、ホワイトペーパーを確認すると、2026年6月にシード投資家向けのトークンアンロックが控えており、凄まじい売り圧が発生するリスクがあります。また、運営チームの過去実績において、前作のプロジェクトが「エコシステム維持」を名目にトークン報酬を80%カットした前科があることも投資家は留意すべきです。現時点での全力投資は推奨できず、アンロック後の価格推移を見極めるのが賢明な判断と言えるでしょう。