初期費用は約8万円。実力主義のエクストラクションRPGだが、トークンの売り圧管理に強い懸念が残る。

プロジェクト概要:Aetherial War: Rebirthとは

2026年に入り、飽和状態となったPlay-to-Airdrop市場に一石を投じる形で登場したのが、Monadチェーン上で展開されるエクストラクションRPGAetherial War: Rebirthです。グラフィックの美麗さを売りにして投資家を釣る典型的な手法ですが、肝心なのはその裏にある経済圏です。ガバナンストークンは$AWR、ゲーム内報酬トークンは$ESSの2トークン制を採用しています。

稼ぎ方と初期費用:原資回収のイメージ

本作を効率的に進めるには、最低でも「Genesis NFT」を1体保有する必要があり、現在のフロア価格は0.2 ETH(約80,000円相当)です。主な収益源は、ダンジョンから持ち帰ったレア素材のマーケットプレイス売却と、ランキング上位入賞による$AWRの配布です。現状の収益シミュレーションでは、平均的なプレイヤースキルであれば原資回収まで約50日から60日を要します。ただし、これはトークン価格が維持された場合の話です。$ESSの消費先が「装備の修理」と「合成」に限定されており、新規ユーザーの流入が鈍化した瞬間に価格が暴落する、いわゆるポンジ構造の懸念は拭えません。

信頼性とVC:出資状況

BackerにはTier 1 VCの名前が並んでおり、1,500万ドルの資金調達を完了している点は評価できます。しかし、ホワイトペーパーによれば、2026年6月に初期投資家向けのロックアップ解除(アンロック)が控えています。この時期に大量の売り圧が発生することは明白であり、今から参入する投資家は、この「出口戦略」に巻き込まれないよう注意が必要です。運営チームの実績は十分ですが、ロードマップにある「独自L3チェーンへの移行」は現状未発表の詳細が多く、過度な期待は禁物です。