Aetherium Chronicles、初期費用約5万円。独自L3移行でガス代削減も、2026年6月の大型ロックアップ解除による売り圧に警戒が必要。

プロジェクト概要:Aetherium Chroniclesとは

Aetherium Chroniclesは、独自L3チェーンであるAethos Chain上で展開される本格派MMORPGです。ガバナンストークンは$AETH、ゲーム内報酬トークンは$GOLDを採用したデュアルトークンエコノミーを採用しています。2025年後半のβ版リリースを経て、2026年3月20日にメインネットの大規模アップデートが完了しました。特筆すべきは、前身となるプロジェクトが頓挫した後にチームが再編された経緯があり、運営の実行力については要継続監視の状態です。

稼ぎ方と初期費用:原資回収の現実的なシミュレーション

本作で収益を上げるには、最低1体の「Genesis Hero NFT」が必要です。現在、二次流通市場でのフロア価格は0.15 ETH(日本円で約52,000円)となっており、参入障壁は中程度と言えます。

  • 日常的な収益:デイリークエストの消化により、1日あたり平均15ドル相当の$GOLDを獲得可能。
  • 高収益ルート:PvP(対人戦)のシーズン報酬。上位5%に入賞すれば、一撃で500ドル以上の$AETHが分配されます。

現在のトークン価格が維持されると仮定した場合、単純計算での原資回収期間(ROI)は約35日です。ただし、これは$GOLDの売り圧を無視した数値であり、実際には45日から60日を見込むのが妥当でしょう。無料プレイ枠も存在しますが、獲得できる報酬は微々たるものであり、投資家が検討する価値はありません。

信頼性と将来性:VCの動向と致命的なリスク

バックにはAnimoca Brands系のファンドが名を連ねており、資金調達額は累計1,200万ドルに達しています。しかし、ホワイトペーパーによれば、運営および初期投資家(VC)が保有するトークンの約25%2026年6月に一斉にロックアップ解除を迎えます。これは市場にとって極めて大きな売り圧懸念です。新規プレイヤーの流入速度が、この売り圧を上回るという確証は現状未発表のマーケティングプラン次第となります。ロードマップ上の「土地(Land)プレセール」が2026年第3四半期に予定されていますが、それまで流動性が維持されるかが投資の分かれ目となるでしょう。